特定非営利活動法人 日本地域福祉協会 JAWA  
   

特定非営利活動法人 日本地域福祉協会

 

 介護・福祉への思い

  ノーマライゼーションの考え方
 多くの国民は住み慣れた地域でたとえ障害や疾病、高齢であろうと生活を営みたいと考え、施設に入所しても地域との人的交流やごく当たり前の普通の生活をしたいと考えるようになってきました。この考え方を「ノーマライゼーション」といいます。

 これが福祉の考え方の基本原点になるのですが、しかしながら、このように考えられるようになるまでには多くの歴史的な変遷があり、従来は「福祉」といえば「収容保護」が当然と考えられていました。

 第二次世界大戦が終わった後、デンマークで知的障害者が施設において非人間的な扱いを受けているのを見て、もうナチスのような収容所はやめさせなければならないと考えられ、どのような障害があろうと一般の市民と同等の生活と権利が保証されなければならないという考え方を「ノーマライゼーション」として、デンマークの法律として1959年に成立させました。 その後1960年代にアメリカ合衆国では大規模収容施設としての「大型コロニー」を批判して脱施設化政策を提唱しました。

 このような歴史的な経過の中で福祉先進国を中心に影響を与えたわけで、わが国も1993年にノーマライゼーションの思想に基づき、「障害者基本法」や、1995年に策定された「障害者プランノーマライゼーション7ヵ年戦略」により障害のある人々が社会構成員として地域で共に生活を送れるように、住まいや活動の場の保障や安全な暮らしの確保と自由な社会参加を可能にしようというバリアフリーの促進なども踏まえながら、質の高い生活の実現に向けても施策が展開されつつあります。

 またこのような考え方は障害者福祉に限定されること無く、今では広範囲の福祉の思想として発展しています。